「気象から予想する防災」と題し、高原町ほほえみ館で講演を行いました。
高原町は新燃岳噴火で影響があった地域ということもあり、火山防災を重点的に対策している自治体です。今回は、気象の観点から主に風水害の内容についてお話させていただきました。
台風11号が九州から離れつつある中での講義でしたので(無事開催できてよかったです)、そのデータを用いて台風の解説を行いました。漠然と台風の話をしてもよいのですが、より自分事として捉えていただくためにはよいタイミングだったと思います。私にとっても再度勉強になりました。
自治体から出されているハザードマップについて、高原町は火山・地震・土砂災害ハザードマップはあるのですが、洪水浸水ハザードマップがありません。これは町内を流れる川が中小河川だということで作成が義務付けれれてないためです。(2021年義務化、全国的に整備途上)
ハザードマップはあくまでも「リスクあり」を確認するためのもので、「リスクなし」と判断するためのものではないということは強調しておきたいですね。つまり、地図が無色=安全と誤解してはいけません。
一方的に話すよりは…ということで、皆さんと対話する時間も設け、90分もあっという間に過ぎていきました。拙い話ではあったかと思いますが、ご清聴ありがとうございました。
帰りに「杜の穂倉」(道の駅みたいなとこ)のたい焼きをいただきとても嬉しかったです!


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